2019年から連載されている「少年ジャンプ+」で連載中のWeb漫画『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)の人気が急上昇中で話題です。
2022年春にTVアニメ化も決定となり、漫画も累計発行部数推移が猛スピードで右肩上がりしているので「売れすぎ」という声も飛ぶほど勢いが止まりません。
ここまで絶大な人気を集めた『SPY×FAMILY』がなぜ人気なのかを調べてみました。
そこで今回は「スパイファミリーなぜ人気?
スパイファミリーがなぜ人気なのか、売れすぎの理由気になりますよね。
累計発行部数の推移も異例の数値となっているので、こちらも解説していきます。
スパイファミリーなぜ人気・売れすぎの理由6選!
スパイファミリーが「なぜ人気」か、売れすぎの理由について、早速見ていきたいと思います。
人気の理由は大きく以下6つにあると思います。
②家族の温かいストーリー
③スタイリッシュな絵柄とコメディ要素のギャップ
④老若男女から愛される個性的なキャラクター
⑤「ジャンプ+」の優秀さ
⑥遠藤達哉氏の安定感
1つずつ詳しく解説していきます。
①設定(スパイ×家族)とストーリーのギャップ
『SPY×FAMILY』はタイトルの通り「スパイ×家族」をテーマとしたストーリーとなっています。
それぞれの素性を知らないまま、家族として生活するホームコメディです。
「任務のための偽りの家族」と聞くと、悲しい設定と思われがちですが、それぞれ相手を思いやれる心優しい性格なので、心が温かくなるストーリーです。
また、夫はスパイ、読心術を持つ子供、妻は殺し屋といった設定ですが、言葉だけの印象は「重めの内容?」と考えてしまいます。
しかし、『SPY×FAMILY』では、変顔やギャグ描写を絶妙なタイミングで挟みつつ、とても読みやすい作風に仕上がっています。
こういった部分も幅広い層の読者から人気な理由だと思われます。
『SPY×FAMILY』はスタイリッシュなアクションにドタバタな癒やしのホームコメディが重なり合って、絶妙に絡み合っているところに面白さを感じます。
「殺し屋×スパイ×家族」という掛け合わせが、上手く溶け込んで、シリアスさとユーモアが同居する作品です。
スパイファミリーの舞台設定について詳しく書いている記事はこちらです。
②家族の温かさが感じられる
上述したとおり、『SPY×FAMILY』は任務のために偽りの家庭を築くといったあらすじです。
それぞれの都合の為に血の繋がりがない父・母・娘は家族を演じますが、徐々に「本物の家族」になっていきます。
ファミリーの家族愛や、絆だったりと、ほっこりさが深く心に染みる作品です。
現代社会に不足しがちな様々な愛が飛び交っている『SPY×FAMILY』は、キュンキュンする読者も多いようですね。
数多くある少年漫画の中でも、『SPY×FAMILY』は老若男女問わず幅広い層に人気があります。
③スタイリッシュな絵柄とコメディ要素のギャップ
『SPY×FAMILY』の単行本の絵は、とてもスタイリッシュですよね。
『SPY×FAMILY』第6巻、本日発売です。
ご興味がありましたらお手に取ってみてください。
6巻の続きが本日更新のジャンプ+本編で読めますので、よろしければそちらもよろしくお願い致します。
(遠藤) pic.twitter.com/wlWMV2GAXL— 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) December 28, 2020
単行本すべてアクアグリーンの背景色で統一されています。
全巻並べると、インテリアとして飾っておきたいほどのオシャレ感がでます。
よく見ると、フォントの配置も凝っていますし、圧倒的にオシャレ感を感じます。
また、遠藤先生は表紙だけではなくて、見開きまで気を抜きません。
「SPY×FAMILY5巻」(遠藤達哉著)#読了
こちらも新刊出ててゲット。
絵が綺麗で読み易くて、話も面白くて大変に良いです😊
見開きでこんなことをかけちゃうのが凄い!
どんどん話が膨らんでいっていいなぁ。続きが楽しみ! pic.twitter.com/XyvlOLS2nB— yon (@yonkisuto) September 9, 2020
漫画もアニメも好みの絵で選ぶ方も多いと思いますが、作者の遠藤達哉先生の絵は過去作品も含めてとてもキレイで、ファンも多いのは納得です。
絵がとてもキレイなんですが、内容は笑えるコメディ!
このギャップこそがスパイファミリーの魅力で人気の理由です。
スタイリッシュな絵と笑えるコメディのギャップが癖になるファン続出です!
④老若男女が好む個性的なキャラクター
『SPY×FAMILY』に登場する個性豊かなキャラクターが人気を後押ししている要素です。
メインキャラが3人いる事で、感情移入したいキャラ、好きなキャラが分散して、いろんな読者層がそれぞれに別な部分に楽しめます。
父の黄昏:カッコ良い
妻のヨル:美しい
メインキャラの3人はそれぞれどこか抜けたところがあって、その抜け感も読者にとって心地よさを感じます。
とはいえ、キメるところはバシッとキメてくれるので、読んでいて盛り上がる気持ちやスカッとする部分も備えています。
さらに、この天然夫婦がどう進展していくのか、読者にはその後の大きい障害が見えているからこそハラハラドキドキで、さらに「続きを読みたい!」と読者に思わせる魅力たっぷりの作品です。
また、他にも物語を盛り上げてくれる、個性あふれる多種多様な登場人物が登場します。
多くの登場キャラクターがそれぞれ秘密を持っていて、読者がどのキャラに感情移入するか好きなように選べるのも人気の理由だと思います。
『SPY×FAMILY』は、どのキャラクターも子どもから大人まで愛される設定となっているのが、人気の秘密かなと思います。
「世代を問わず」鋤なキャラクターが見つかるというアニメ作品は、時を越えても繰り返し人気のある作品が多いですね。
⑤「少年ジャンプ+」だから
『SPY×FAMILY』は『少年ジャンプ+』で連載をしているWEB漫画です。
『少年ジャンプ+』は2014年からスタートしていて、初回全話無料な上に、電子で読める敷居の低さもあるので、最近とても需要があります。
『Manga Plus』という海外の集英社公式の無料アプリがあり、日本と同時配信しています。
「SPY×FAMILY」は海外ファンも多く、英語やスペイン語で読めることも人気の一因です。
また、海外ファンが多い理由の1つに「SPY×FAMILY」は架空の欧州風の国が舞台なので、海外の方も理解や共感がしやすかったのではないかとも推測されています。
『少年ジャンプ+』も『Manga Plus』もブラウザ版とアプリ版と2種類ありますので、わざわざアプリをダウンロードする必要がないのもメリットです。
気になったたら、すぐにブラウザで読める手軽さ、共有したい相手にもURLを送るだけでOKです。
『少年ジャンプ+』も『Manga Plus』も新規の人を取り込みやすい構造になっていることも『SPY×FAMILY』をさらに浸透できた理由の1つではないかと思います。
⑥遠藤達哉先生の安定感
『SPY×FAMILY』が人気の理由の1つ、遠藤達哉先生の安定感にあると言えます。
遠藤先生は『SPY×FAMILY』3作品目となりますが、過去の作品と共通する点があります。
それは、親しみを持てる絵柄にシリアスなストーリーが特徴です。
今回の『SPY×FAMILY』では、加えてコメディとファミリー要素が混ぜ合わせっているので、さらに楽しめる作品となっています。
ジャンプ+で隔週連載されてる「SPY✕FAMILY」がめっちゃ面白い
遠藤達哉の絵は安心して見られるしムスメは可愛いし何よりまだ2話目だから第1話も無料で読めるんでぜひどうぞ
前にジャンプSQで連載されてた「TISTA」も好きだったなー pic.twitter.com/k9IomH8rfv— 雅 🍁 ガッシッシ (@MasaGameLive) April 7, 2019
SPY×FAMILYヒット記念に読み返した。遠藤達哉作品は絵好きだし、構成力高い。各々のキャラで、過去の事件・経験に基づいた行動理由、それによりこういう信念を持ったという納得。イズミヤの聖域バリアで人に触れられない幼少エピソードがとても好み。それでも救いがあるエンドだものな。 pic.twitter.com/LOQZKfA8b3
— おるかろ (@olkaro9) January 1, 2020
スパイファミリーの累計発行部数推移の秘密を解説
SPY×FAMILYは「少年ジャンプ+」で連載中のWEB漫画です。
アニメ化が決定となり、驚異のスピードで電子版やコミックの売上が凄まじく、累計発行部数は1,250万部を突破しています。
『SPY×FAMILY』は「少年ジャンプ+」連載当初から人気が高かった作品ですが、当時も今も不動の1位という人気ぶりです。
しかもWEB漫画なのに単行本が売れるというのは、本当に面白い証拠ですし、その発行部数の数値が過去にない驚異の数字となっています。
累計発行部数の推移について
『SPY×FAMILY』は、2021年11月に1250万部を突破しています。
2019年7月に単行本1巻が発売されていますが、わずか1ヶ月後に30万部を超えています。
2020年12月末に発売された6巻の単巻初版発行部数は100万部で、累計発行部数は800万部を超えました。
その後も人気は止まることなく、8巻が発売(2021年11月)されたタイミングで1250万部に到達しています。
表にすると以下の通りです。
発売日 | 巻数 | 累計発行部数 |
2019/07/04 | 1巻 | 30万部 |
2019/10/04 | 2巻 | 100万部 |
2020/01/04 | 3巻 | 200万部 |
2020/05/13 | 4巻 | 300万部 |
2020/09/04 | 5巻 | 550万部 |
2020/12/28 | 6巻 | 800万部 |
2021/06/04 | 7巻 | 1000万部 |
2021/11/01 | 8巻 | 1250万部 |
また、累計発行部数の数字を見てみると、1巻〜4巻までは最新刊が発売される度に、100万部ずつ増加しています。
そして、5巻以降は約200万部づつ増加しています。
Web漫画作品の中でも過去最高の数値と言われていますが、2022年春にアニメ化放映されるとなると、今後さらに伸びることが予測されます。
驚異の数値ですね!
単行本の発売ペース
『SPY×FAMILY』の単行本がどのくらいのペースで発売されているのか、以下まとめてみました。
発売日 | 巻数 | 次巻までの期間 |
2019/07/04 | 1巻 | ー |
2019/10/04 | 2巻 | 3ヶ月 |
2020/01/04 | 3巻 | 3ヶ月 |
2020/05/13 | 4巻 | 4ヶ月 |
2020/09/04 | 5巻 | 4ヶ月 |
2020/12/28 | 6巻 | 4ヶ月 |
2021/06/04 | 7巻 | 5ヶ月 |
2021/11/01 | 8巻 | 5ヶ月 |
単行本の発売ペースgは約3ヶ月〜5ヶ月です。
ちなみに『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』は、約3ヶ月に1度のペースで最新巻が発売されています。
ジャンプ+史上初となる2000以上のコメント数
『SPY×FAMILY』が2019年7月〜ジャンプ+に連載されるタイミングで、ジャンプ+上に閲覧数に基づくランキングを表示されるようになりました。
そのランキングですが、『SPY×FAMILY』は連載直後も今もずっと1位をキープし続けているのです。
驚きですよね。
しかもジャンプ+史上初となる2000以上のコメント数を記録しています。
その波にのって、SNSでトレンド入りを果たし、2019年7月に発売されたコミックスの第1巻は重版を繰り返し、わずか1ヶ月で発行部数30万部を突破するという異例の事態となりました。
紙媒体の連載作品と比べると、Webマンガは読者の反応が早いようですが、発売後わずか1ヶ月で30万部という数字は異例です。
数々の受賞歴
数字で見ていただくとお分かりの通り、着々とファンを増やしている『SPY×FAMILY』です。
驚くのは累計発行部数だけではありませんでした。
『SPY×FAMILY』は、数々の賞も受賞しています。
・「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」(大賞)
・「マンガ大賞2020」(2位)
・「THE BEST MANGA 2020 このマンガを読め!」(5位)
・「このマンガがすごい!2020」(オトコ編1位)
・「第15回全国書店員が選んだおすすめコミック」(2020年、1位)
以上、数々の賞を受賞しています。
賞を取るたびにSNSやメディアにも取り上げられ、新規読者の流入が続いているため、このような累計発行部数の上昇につながっていると言えます。
この賞のタイミングも絶妙で、賞を取っては話題となり、SNSでシェアもされ、横へ横へとつながっていったと思います。
となると、やはりWEB漫画で連載されていたことや、賞のタイミングなど、全てがうまくつながっていった結果が今の『SPY×FAMILY』の人気につながっていると言えますね!
https://t.co/kv05Oh2zJR pic.twitter.com/wnIypIgqyr
— 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) August 5, 2019
まとめ
以上「スパイファミリーなぜ人気?
大人気ヒット作のスパイファミリー、アニメ化の放映も楽しみですね!
まだ原作を読んでいない方、「スパイファミリー」の原作漫画を読みたい方は、Ameba漫画をおすすめします。
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