この記事では【ゴールデンカムイ】で人気キャラクターの尾形百之助について解説していきます。
尾形といえば凄腕のスナイパーですが、尾形は「裏切り」という悲しい暗い過去を背負っています。
そこで今回は「【ゴールデンカムイ】尾形の裏切りの理由!何がしたいか目的を考察まとめ!」と題して、尾形の裏切りの理由について解説していきます。
また、尾形の目的が見え隠れする中、本当は何がしたいか真の目的について考察してみました。
参考になれば幸いです。
【ゴールデンカムイ】尾形の裏切りの理由!
尾形の真の目的について未だ不明とされておりますが、数々裏切りの理由について解説していきます。
目的については、同記事の後半に解説まとめています。
尾形の裏切り理由①鶴見中尉
尾形は鶴見中佐をまず裏切ります。
その理由として、鶴見中佐に対して嫌悪感を抱き、信頼がなくなったからと思われます。
物語の初め、鶴見一派の一人で「第七師団」に属した上等兵でした。
その後、鶴見一派に対して造反者として追われる立場になっています。
尾形は鶴見中佐を完全に裏切る行為をしますが、その理由は尾形が鶴見中佐を絶対的に見切っていたためです。
その描写は、尾形が自分の父親を殺害し鶴見に報告にいくときに描かれています。
父親殺害を報告すると、鶴見は尾形をいつも通り褒めたたえます。
しかし、尾形は心のなかで「たらしめが・・・」とつぶやきます。
尾形は鶴見を以前から信用していなかったようですね。
尾形は鶴見のうまい言葉で人をだまし、たぶらかすような人間性に失望していたと思われます。
また、尾形は以前から「中央政府」のスパイとしても動いておりますが、尾形は鶴見が中央政府のことを警戒していることを知っています。
あえてそのような行動をする時点で、鶴見への警戒心が働いていることがわかります。
鶴見は人を人として扱うよりも、自分のいいように部下を駒扱いし、鶴見のことを慕う部下に対しても使い潰して捨てる考えでした。
それが尾形にとってはやりきれず、人として残忍である鶴見に嫌悪感を感じて殺害したようです。
逆を言うと、もしかすると尾形は人として愛されたいという気持ちが強く、鶴見にそれを期待していたのかもしれません。
尾形の裏切り理由②杉本
次に尾形は杉本を裏切ります。
その理由は、尾形が「杉本の存在が邪魔になるのでは」と推測したからです。
このときの裏切りはキロランケとともに杉元を裏切ります。
物語では、キロランケとともにアリシパをさらう計画を立て、網走でウイルク(のっぺら坊を)とアリシパを面会させる予定を立てます。
そして、網走でウイルク(のっぺら坊)を殺害する計画を立てていましたが、尾形の判断で杉元も同時に銃撃します。
ウイルク(のっぺら坊)は死亡、杉元は運良く死亡せずでした。
キロランケは、まさか杉本まで撃つと思わず、そうする必要があったのか尾形に質問します。
尾形は、キロランケの目的や正体についてウイルク(のっぺら坊)が杉元に暴露した可能性があると答えます。
この回答は尾形の推測でしかありません。
でも実際は尾形が杉本が今後邪魔になると感じて、アリシパと杉元を離しておきたかったことが後になり分かります。
尾形の裏切り③家族を殺害
尾形は自分の家族(父、母・腹違いの弟)を殺害し裏切ります。
その理由として、幼少期に家族の愛情が欠乏していたことが原因と考えられます。
まず、父を殺害したことに関しては正直尾形にとってどちらでもよかったようです。
鶴見の命令で父親を殺害しますが、尾形にとっては父親をどうしても殺す必要はありませんでした。
たしかに恨んでいたことは事実です。
ただ、鶴見の命令は「軍の大御所が死ねばその子分は一人息子の尾形を持ち上げるから 先に勇作を撃ち殺してるから出来る
次に母に対しては、母親がずっと会いたがっていた実父に会わせてあげたかったのが大きな理由です。
母親が死んだら実父が葬式に来ると思いましたが、実父は現れませんでした。
から ずっとアンコウ鍋を作り続ける母が不憫で少し疎ましがったのもあるかと
そして最後に弟(花沢勇作)に関しては、兄様と慕う勇作に対して嫉妬心もありました。
尾形は勇作を戦場で背後から撃殺します。
「人を殺して何も感じない人はいない・兄様も違う」と言われたことで、弟が死ぬことで自分にどんな感情が湧くか知りたかったとも言っていました。
父の愛を受け、まっすぐに育つ弟が羨ましく疎ましがったからという理由もありました。
深い恨みがあって家族を殺害してしまうというよりは、尾形自身が家族からの愛が欠乏していたからこそ冷酷な感情で殺害したかのように思えます。
【ゴールデンカムイ】尾形は何がしたいか目的を考察まとめ!
次に尾形が一体本当は何をしたいのか、真の目的について考察してみました。
尾形は何がしたいか目的は不明
尾形の目的はいまだ不明です。
何がしたいか、真の目的は明かされていません。
今後さらに物語が展開していく中で判明されれば追記していきます。
尾形は金塊に興味がない
この記事の前半に記載した通り、尾形は鶴見中尉率いる第七師団を抜けています。
第七師団といえば、アイヌの金塊を狙う有力な組織です。
もしも尾形が金魂に興味があれば、第七師団から抜ける必要もありません。
しかし、尾形は第七師団の高い組織力から離反しており、金塊目的でないことが明らかです。
鶴見中尉に尾形が裏切りを見破られ離反せざるおえなかったとも捉えることはできますが、実際に尾形は金塊の使い道を誰にも話したことがありません。
その他に、金塊の取り分も「危険な仕事の報酬分」しか要求していません。
こうしたことから「尾形は金塊に興味が無い」ことがわかります。
金塊略奪戦で金塊に対して、尾形は執着がないことはわかりましたが、尾形の真の目的については触れられていません。
尾形は誰の味方にもつかない孤独人
尾形の経歴をみてみると、所属や身の寄せ方が色々と変わります。
尾形の経歴は下記の通りです。
・土方一派
・キロランケ(パルチザン)
まず最初の所属は第七師団でした。
そして、鶴見へ見切りをつけ離反します。
その後は、土方一派となります。
しかし、網走監獄でキロランケとタッグを組み杉元たちを裏切ります。
そして、キロランケの味方と見せて一緒に同行します。
途中、アシリパたちと共に樺太へと渡りますが、樺太でキロランケが死亡します。
そして、尾形は再び土方一派に戻ります。
再度土方一派に身を寄せるものの、土方が杉元と再び手を組んだことを機に、また土方一派
から遠ざかります。
こうしてみると、尾形は状況によって身の寄せ方を変えています。
第七師団では杉元たちと敵対関係となり、土方一派に関しては状況によって利用し合う。
そんな立ち位置の尾形は孤独という言葉があっていると感じます。
尾形は愛に飢えていた
尾形は愛に飢えていました。
それが故に、冷酷で身内も味方も軽々と無感情で殺害してしまいます。
第七師団への裏切りをはじめ、全ての裏切り行為は尾形の冷酷さを感じます。
また、アシリパが尾形について触れる際に「構って欲しい子供みたいだ」とも述べています。
尾形は理由があってアシリパを殺したいのではなく、ここでキーパーソンであるアシリパが死んだらどうなるんだろうと言う気持ちで殺そうとしました。
皆を困惑させたい、かまって欲しいという理由で殺そうとしたのではないでしょうか。
また、尾形は仲間を重症を負わせ負傷兵にさせます。
尾形はあえて負傷兵を発生させ追跡の勢いを弱め、うめき声によって士気を挫くやり方を覚えます。
ですから、昔の仲間でも足や腹を狙い打ちし、仲間をも負傷兵として生き残らせます。
このような冷酷な戦術方法が出来る尾形は相当冷酷な人物であることが分かります。
裏切りの理由は「真面目な性格」と考察
尾形が裏切りの理由は、性格が真面目がゆえに「裏切り」という結果になった可能性も高いです。
尾形は非常にクールな印象で、実力も高く目的も「金魂」ではありません。
ただ、幼少期に辛い過去を経験しており、愛に飢えています。
これまでの行動は尾形百之助という性格を分析すると、行動に一貫性はありません。
何を考えているかわからないと言われている尾形ですが、性格が真面目なだけに正義感が強く間違っていると思ったことは行動しません。
その信念がしっかりと根付いているからこそ、誰にも執着せず自分だけを信じて行動しているのかもしれません。
心を誰にも開かない尾形は、信じるのは自分だけと感じているのかもしれません。
誰に良い顔するわけでもなく、その場限りでの行動も多いですが、そんな尾形の読めない行動が面白い展開にさせるのかもしれません。
まとめ
以上「【ゴールデンカムイ】尾形の裏切りの理由!何がしたいか目的を考察まとめ!」と題してまとめてみました。
ゴールデンカムイの尾形はつかめないキャラですが、自分しか信じることができない孤独と戦っている人物に思えます。
だからこそ余計に読者ファンも多いことに納得です。
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