サマータイムレンダの沼男は実話?作者・南雲竜之介の正体や過去も解説!

サマータイムレンダ
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田中靖規先生による作品で「少年ジャンプ+」連載、累計1億3000万PVを誇った『サマータイムレンダ』が人気で話題です。

そして2022年アニメ化と連続2クールの放映でさらに注目を浴びています。

そこで今回は「サマータイムレンダの沼男は実話?作者・南雲竜之介の正体過去も解説!」と題して、サマーレンダタイムに登場する「沼男」という小説について詳しく解説していきます。

サマータイムレンダの主人公・慎平の趣味は読書で、中でも南雲竜之介先生の本を愛読しています。

南雲竜之介の小説「沼男」が実話で、サマータイムレンダとどう関係しているのか、しっかりと解説していきたいと思います。

必然的に南雲竜之介の正体や過去についても解説していきますので、参考になれば幸いです。

※ネタバレも含みますのでご注意ください。

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サマータイムレンダ・小説「沼男」とは?

サマータイムレンダで登場する小説「沼男」について詳しく解説していきます。

沼男とは慎平の愛読小説

「沼男」とは、慎平が読んでいた小説のタイトルです。

主人公の慎平はもともと本を読むことが大好きで趣味は読書です。

中でも慎平は南雲竜之介の大ファンで、先生の本を愛読しています。

漫画3巻では、慎平は南雲竜之介に「沼男」は紙と電子の両方をもっていることを伝えています。

ですので、今回も旅のおともに大好きな小説を持ってきたと思われます。

もっというと、物語の冒頭で、慎平がフェリーに乗って故郷である日都ヶ島(ひとがしま)へ向かう時に、船の中で読んでいた小説で登場します。

そして、「沼男」を読みながら慎平は船の中で眠ってしまいます。

 

「沼男」のあらすじ

次に、小説「沼男」のあらすじを簡単にご紹介します。

沼男は作者・南雲竜之介(なぐもりゅうのすけ)氏が描いた和歌山市を舞台にした本格ホラーミステリ小説です。

<あらすじ>
中学2年の夏、家族や友人がその人物そっくりの別人と入れ替わっているという妄想に取りつかれた鷺森ひづるは、ある夏の日に自分の目の前に現れた自分と瓜二つの姿をした少女と遭遇します。
自分と瓜二つの少女は、ひづるの首にそっと手をかけます。
そして自分は自分に殺された・・・

サマータイムレンダの漫画には本編の最後に記録というおまけのページがあります。

この「記録」に、謎を解き明かすためのヒントが漫画自体に記されています。

まさに2巻カバー下の記録「#002」には「南雲竜之介『沼男』Amazon風レビュー」と題して、書かれています。

その画像がこちらです。

「沼男」も読んでみたくなりますよね!

沼男の元ネタは実話?

沼男の内容は、作者・南雲竜之介の実話が元ネタとなっています。

しかし、物語自体は実話ではありません

沼男の内容は、南雲竜之介の過去の出来事を題材にしていますが、物語用に脚色してアレンジしています。

主人公の名前は「ひづる」という女性の名前になっていますが、南雲竜之介には双子の実姉がおり、姉の名前が「ひづる」と物語と同名です。

また、沼男にスワンプマンという名前が登場します。

スワンプマンは、サマータイムレンダでいう「影」をさします。

沼男の作者:南雲竜之介

上述の通り、沼男の作者は、南雲竜之介です。

南雲竜之介は小説家であり、本名兼ペンネームとして活動しています。

SFやファンタジー要素の作品が多く、現代的な切り口で再構築する手法を得意としています。

作家デビューを果たし、本格ミステリの実力派若手として注目された若手作家です。

南雲竜之介は謎に包まれた作家として、プロフィールはあまり公開していません。

以下、南雲竜之介のプロフィールです。

名前:南雲竜之介(なぐもりゅうのすけ)
出身地:和歌山県和歌山市日都町生まれ
本名:非公開
性別:非公開
生年月日:非公開
学歴:非公開
職歴:非公開

南雲竜之介の正体や過去について

南雲竜之介の正体

南雲竜之介の正体南方ひづるです。

南方ひづるは作家・南雲竜之介として執筆活動をしている女性です。

しかし、ひづるが南雲竜之介というペンネームで小説家であることは、同じ島民である猟師の根津だけが知っています。

プロフィールも公開していないので、島の人々は「南方ひづる」が小説家であることを根津以外誰も知りません。

南雲竜之介の実弟について

 
家族構成は両親・双子の弟と4人で暮らしていました。
 
双子といっても準一卵性双生児という世界的にも珍しく、性格は全く違う中の良い双子兄妹でした。
 

準一卵性双生児とは・・・。

過受精した卵子(二精子が受精した一つの卵子)が何らかの原因によって分裂し双子となったもの

双子の弟の名前は南方竜之介です。

ペンネームの「竜之介」というのは、南方ひづるの双子の弟からきていることが分かりますね。

しかし、14年前(当時15歳)にとある事故で、その双子の弟である竜之介が亡くなってしまいます。

双子の弟の死亡理由は、影のオカアサンと呼ばれるハイネに襲われて殺されてしまいました。

しかし、死亡理由は「野犬に襲われて死亡」と診断されています。

竜之介がハイネに殺されたことは小説「沼男」にも描かれています。

南雲竜之介の過去

14年前2人の誕生日だった夏の日、南方ひづるの実弟・竜之介はタカノス山でハイネという少女に出会い、友達になりました。

※ハイネについての詳細記事はこちら↓です。

ある日、竜之介はひづるを迎えに行く途中、タカノス山に立ち寄り、飢えの限界だったハイネが旧病棟でネズミを食べている衝撃的な姿を目撃します。

そして、飢えに飢えていたハイネは、目が合った竜之介の首を絞めて殺害し、死体を食べ散らかしてしまいます。

ちょうどその時、現場に現れた双子の姉・ひづるは、竜之介を殺して遺体を食べ散らかしているハイネの姿を目撃してしまいます。

それ以降、苦い思い出を忘れるためにも日都ヶ島には決して戻ることなく暮らしていました。
しかし、ボイスレコーダーのメッセージに導かれ、14年ぶりにに日都ヶ島に故郷へもどることとなります。
 

南方ひづると南方竜之介の事件について

竜之介が殺されたタイミングで、南方ひづると竜之介の体に異変が起ります。

南方ひづると竜之介は共存している

ここから少し分かりにくいので、詳しく解説していきます。

おさらいですが、ひづるの弟・竜之介はハイネに殺されてしまいます。

そして、その現場にひづるが遭遇します。

ここからです。

ハイネは竜之介をコピーていた際に、友達として仲良くしていたひづるに、見られたくない姿を目撃されたことで動揺します。

暴走したハイネは、食い殺した竜之介をコピーして影にしてしまいます。

同時にハイネの右目が弾け飛び、竜之介のコピーデータだけが「影」としてひづるに触れ、ひづるの体内に入り込んでしまうのです。

それ以降、ひづるの体内に竜之介の影が生きることになるのです。

ひづるも自分の体には竜之介が生きていることを認識します。

そして、2人は1つの体で共存して生きることになります。

ひづると竜之介の入れ替わるタイミング

次に、ひづるの体内に竜之介が共存していることについて、どんな状態か詳しく解説していきます。

まず、外見は南方ひづるです。

しかし、2人は共存しているので、時にひづるが現れ、時に竜之介が現れます。

その区別として、話し方と髪型が変わります。

髪をしばると竜之介、髪を垂らしているとひづるに戻るようです。

 

物語では、ひづるが他の影に襲われそうになったタイミングでひづるの中から、竜之介が現れます。

竜之介は自分自身も影であるので、影の弱点をよく知っています。

ですので、影を倒しひづるを助け出すことができました。

少々複雑な内容ですが、まとめると以下のとおりです。

・南方ひづる(双子の姉)
・南方竜之介(双子の弟)→ハイネに殺され影・竜之介となる→ひづるの体内に入り込む

 <2人は1つの体で共存することになる>

・南方ひづる→髪を垂らすとひづる、髪をしばると竜之介が現れる

・南方ひづる→ペンネーム「南雲竜之介」と名乗り、小説家として活動

まとめ

以上「サマータイムレンダのハイネの正体や目的!過去やひづるとの関係について」と題してまとめてみました。

2017年に「少年ジャンプ+」で連載が始まった漫画サマータイムレンダは、2021年2月に完結しています。

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