サマータイムレンダ・シデの正体は2人?黒幕ラスボスで目的を考察

サマータイムレンダ
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田中靖規先生による作品で「少年ジャンプ+」連載、累計1億3000万PVを誇った『サマータイムレンダ』が人気で話題です。

そして2022年アニメ化と連続2クールの放映でさらに注目を浴びています。

そこで今回は「サマータイムレンダ・シデの正体は2人?黒幕ラスボスで目的を考察!」と題して、サマータイムレンダのシデが2人存在して黒幕でラスボスなのかどうか、正体や目的についてもまとめています。

サマータイムレンダは過去をタイムリープ&ループするので、一見難しく理解するのに時間がかかります。

その辺りを分かりやすく、シデの正体や目的について詳しく解説していきます。

参考になれば幸いです。

※ネタバレも含みますのでご注意ください。

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サマータイムレンダ・シデの正体について

サマータイムレンダで黒幕であるシデの正体&シデが2人存在する件について解説していきます。

シデの正体:雁切真砂人

まず、シデの正体について解説していきます。

シデの正体は雁切真砂人(かりきりまさひと)です。

雁切真砂人の本業は日都神社の宮司ですが、シデという名前は雁切真砂人が影になったときの姿を言います。

雁切真砂人は、島にとってはかかせない存在で祭祀を取り仕切る雁切家の当主をしています。

また、島では話が長いことで有名です。

物事をゲームに例えて話すほどのゲーム好きな人物です。

雁切真砂人と菱形紙垂彦の関係について

シデ(影)と人間である雁切真砂人について、更に具体的に掘り下げていきます。

雁切真砂人は、ハイネが最初に産んだ子供・菱形紙垂彦(ひしがたしでひこ)でもあります。

菱形紙垂彦は、菱形医院の創始者(およそ300年前)で初代医院長です。

そして、神として祀られたハイネとの間に子供を産ませた過去があります。

さらに菱形紙垂彦は「神の夫」と自称して、ハイネの名字「雁切」を名乗るようになりました。

雁切真砂人はこうして出来上がったオリジナルの名前です。

その後、神の夫として代々日都神社の宮司を務めるようになったのです。

300年前に日都神社の宮司をしていた菱形紙垂彦が雁切真砂人であること。

すなわち、

シデ(影)→40年前に生まれた雁切真砂人(人間)の中身は、300年前から生き続けている菱形紙垂彦ということになります。

シデは4本腕の影

シデは雁切真砂人のであり、見た目は4本腕の化け物です。

そして、シデは「影」の母・ハイネの守護者として常にハイネの傍にいます。

また、外見とはイメージつきませんが、丁寧な言葉づかいで話します。

とはいえ、シデは目的のためなら人間を平気で殺してしまう恐ろしい怪物です。

サマータイムレンダ・シデは2人存在する

サマータイムレンダのシデはもう1人存在する件について解説していきます。

シデは2人存在する

サマータイムレンダのシデは2人存在します。

状況を説明すると、漫画9巻で慎平と影ウシオが雁切真砂人がいる日都神社を訪れます。

慎平は、自分の両親がハイネに食べられて死んだことを雁切真砂人から聞き、慎平の怒りは頂点に達し、影ウシオが雁切真砂人を殺します。

しかし、直後に再び雁切真砂人が出現します。

殺されたはずの雁切真砂人(=シデ)が、直後に再び現れるのです。

さらに、再度現れた雁切真砂人の左手には火傷の後がありました。

この傷はシデが負った傷と同じですが、殺された雁切真砂人の左手には傷跡はありませんでした。

また、過去にハイネが以下セリフを発しています。

「シデサマと欲は二人連れ」
「腕が4本もありなさる」

そのセリフを直接聞いていた南方ひづるは、この意味を理解していませんでした。

「シデは2人存在する」という意味です。

他にも、作中ではシデが同じ時間に違う場所にいたことが描かれています。

ハイネがアランの畑と虎島に慎平たちを呼び出したとき、シデは虎島、雁切真砂人はアランの畑にいたのです。

同人物が同じ時間に別の場所に存在することは不可能です。

シデが2人存在していることをハッキリと証明しています。

物語では、慎平たちが「シデが2人存在すること」について気がつくのは物語の終盤となります。

2人のシデ:雁切真砂人&雁切巌

2人のシデとは、7代目・雁切真砂人と6代目・雁切巌(かみきりいわお)です。

雁切巌は雁切真砂人の父親です。

どういうことかというと、

シデの肉体は、ハイネの出産を繰り返すことで、1代目・菱形紙垂彦から7代目・雁切真砂人まで変わっていきます。

全てハイネが産んだ子供で、妻がハイネ以外でも、実際にはハイネから産まれた子供です。

なぜならハイネ以外の妻は人間ではなく「影」だからです。

以下、シデの肉体を時系列でまとめています。

  シデ肉体の名前 妻の名前
1代目 紙垂彦(しでひこ) ハイネ
2代目 那由他(なゆた) かや
3代目 満天(まんてん) くめ
4代目 海成(かいせい) うき
5代目 大樹(だいじゅ) ちよ
6代目 巌(いわお) まさこ
7代目 真砂人(まさひと)

ハイネが生んだ子供は「影」の性質上クローンとなります。

ハイネと菱形紙垂彦の子供は、菱形紙垂彦とそっくりな大人に成長していきました。

それに気づいた紙垂彦は、、ハイネを母とする子を自身のクローンとして、自分を産んだ母に永遠と自分を産ませ続けて現在まで生き続けていたということになります。

自分の記憶と人格をコピー⇒300年以上、クローンとして生き続けてきた。

紙垂彦は自分を産んだ母(ハイネ)に、自分を産ませ続けてきたのです。

ハイネに産ませた子供に自分自身(菱形紙垂彦)の人格と記憶を移植コピーし、クローン化させていたことで、菱形紙垂彦が約300年生き続けてこれたのです。

サマータイムレンダ・黒幕ラスボスはシデで目的を考察

サマータイムレンダの黒幕について解説していきます。

黒幕でラスボスがシデの理由

「サマータイムレンダ」の黒幕でラスボスはシデ(4本腕の化け物)です。

これまで黒幕・ラスボスはハイネ(少女)かと思われがちでしたが、108話あたりで黒幕でラスボスがシデであることが判明します。

その理由は以下となります。

3周目の7月24日の夏祭りが終わります。

これは、ハイネが力を取り戻し復活するための儀式だったこと、この復活でハイネは故郷へ帰ることを目的としていました。

しかし、実はこの儀式、シデにとって他の目的があったことが判明します。

それが、3周目で発言したシデのセリフです。

「祭は終わり・・私は・・最後の日を終える・・」
「私達は・・・」であれば、ハイネと一緒に目的があると分かりますが、「私は・・・」と発言しています。
 
このセリフから、シデ自身に目的があることが分かります。
 
また、漫画9巻でシデはハイネの守護者である事が明かされます。
 
ですので、ハイネを守ろうとするシデですが、上記セリフから推測すると、全てはシデ中心に動いている事がわかります。

シデはハイネの力を利用していた

上述の通り、実際にはシデはハイネを利用していました。

ハイネは

ハイネはシデに利用されていたにすぎず、本当はシデとただ一緒にいたいと願っていただけだったのです。

ハイネの故郷とは、遠く深い海の彼方にありこの世の生物ではそこへ辿り着くことは不可能な場所で「影」だけが行くことのできる時間のない永遠の国のことで、ハイネはハイネが選んだ家族である「影」だけをその故郷へと連れて帰るつもりでいました。

もちろんその家族にはシデも含まれていたはずです。

しかし自分の目的を見つけたシデは、その目的を達成するためにハイネ自身をも犠牲にするつもりでいました。

サマータイムレンダ・シデの目的を考察

最後にシデの目的について考察していきます。

シデの目的

シデの目的は、ズバリ世界を終わらせること」です。

シデは300年という長い年月を生きてきました。

そして、これから先の未来や人間の結末を見届けることを目的として生きてきたのです。

しかし、シデが長生きするためにはハイネの存在が必要でした。

ハイネが出産を繰り返し、生まれてきた子供に自分の人格と記憶を移植することで、生き続けられたのです。

ところが、ハイネは徐々に衰え、子供を生むこともできなくなってしまいました。

その結果、シデもついに寿命がきたということになります。

そこに気づいてしまったシデは絶望と同時に、自分の目的が達成できないのであれば、世界を終わらせようと考えます。

夏祭りが終わって、ハイネは力を取り戻し&シデは最後の日を迎える

どういうことかというと、祭りが終わりハイネが力を取り戻す事で、シデが最後の日を終える。

9巻でハイネの守護者である事が明かされたシデですが、そこで出てくるのがこの台詞。

「祭は終わり・・私は・・最後の日を終える・・」

ハイネは故郷に帰ることが目的で、力を取り戻します。

しかし、取り戻したハイネの力をシデは自分のものにしようとしているのです。

ハイネの守護者といっておきながら、ハイネを故郷に帰らせる気がないシデなのです。

まとめ

以上「サマータイムレンダ・シデの正体は2人?黒幕ラスボスで目的を考察」と題してまとめてみました。

2017年に「少年ジャンプ+」で連載が始まった漫画サマータイムレンダは、2021年2月に完結しています。

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