後宮の烏|寿雪の過去が壮絶!衛青との関係も解説まとめ!

後宮の鳥
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白川紺子先生の人気小説「後宮の烏」が話題です。

非常に読みやすい物語と美しい世界観に魅了されている読者も多いようです。

そこで今回は「後後宮の烏|寿雪の過去が壮絶!衛青との関係も解説まとめ!」と題して、出来るだけ分かりやすい表現でまとめてみました。

「後宮の烏」は日常的に使わない漢字が結構な頻度で出てくるため、慣れるまではなかなかストレスになる方も多いようです。

参考になれば幸いです。

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後宮の烏|寿雪の過去が壮絶!

まず、寿雪(じゅせつ)の過去について解説していきます。

寿雪の過去①母親が殺害される

寿雪の母親・鶲玉は、寿雪が4歳のときに南衙の兵士に殺害されてしまいます。

寿雪は一緒にいましたが、鶲玉が寿雪を逃がし殺されずに済みました。

とはいえ、まだ4歳の寿雪でしたからどんな思いだったかと思うと、切なくなりますね。

母親が殺害された理由は、鶲玉がまだ幼い頃に炎帝が帝位に就き政権交代を果たします。

その後、欒一族の皇帝や皇族が一気に殺されてしまいます。

当時、幼い鶲玉は皇族と正式に認められていなかったので、殺害を回避できたのです。

そして、妓女となり寿雪を産みます。

しかし、南衙の兵士に見つかり、皇帝に敵対する存在と見なされ殺されてしまうのです。

寿雪の母親は鶲玉

寿雪は母・鶲玉(おうぎょく)の子として生まれます。

母は前王朝を興した欒一族(らんいちぞく)と血縁関係があります。

寿雪の父親は誰だか不明で、母の鶲玉曰く「つまらない男」と証言しているようです。

鶲玉は妓女(ぎじょ)だったので、もしかすると父親は客相手の一人だったかもしれません。

妓女(ぎじょ)とは、中国における遊女もしくは芸妓のことを意味します。

寿雪の過去②婢女になる

その後、寿雪はさらに過酷なことが待っていました。

それは、寿雪自身を売られて婢女(はしため)となります。

婢女 とは・・・女性の奴隷・下女のことを意味します。婢女は「事実上の家畜」であり、売却 (人身売買)、私刑はもちろん、婢女を殺害しても罪には問われなかったとしています。

さらに、婢女となった際に腕に焼印されます。

寿雪の腕にはアザのような印がありますが、これは焼印の痕です。

まだ4歳という幼い女の子がとても過酷で悲惨な経験ですよね。

寿雪を思うと切ないです。

寿雪の過去③6歳で鳥妃に選ばれる

6歳になった寿雪は金鶏から「烏妃」に選び抜かれ、夜明宮に連れていかれます。

 妃を選ぶと言われる金色の鶏は星星(シンシン)といいます。

 

その背景ですが、ある秋の日に寿雪の前に金色の矢が飛んできます。

そこに使者が来て、寿雪は宮城(きゅうじょう)の夜明宮へ連れて行かれます。

そこには、先代の烏妃・麗娘(れいじょう)がおり、麗娘は寿雪に読み書きや烏妃の術の使い方を教えていきます。

その後、麗娘からの教えのおかげで、寿雪はみるみる能力を身につけていきます。

後宮の烏|寿雪と衛青の関係について

寿雪と衛青(えいせい)の関係について解説していきます。

衛青

衛青は高峻に絶対的な忠誠を誓う宦官(かんがん)です。

「宦官」とは去勢を施された官吏のこと。

衛青は何が何でも帝・高峻が全てだったので、寿雪を恋敵として見ていました。

そのため、衛青は寿雪に容赦せず、口論して泣かすほどの大人げない姿もありました。

高峻に対する衛青の忠誠心がどれほどのものかが分かります。

寿雪と衛青の関係は異母兄妹

寿雪と衛青の関係は異母兄妹です。

衛青高峻の宦官(かんがん)という「後宮に仕えた去勢された男の役人」です。

衛青の母親は寿雪の母親と同じく妓女でした。

衛青の父親は生まれてすぐに、母子を見捨てて他の女性と付き合います。

その相手こそが、寿雪の母親・鶲玉(こうぎょく)でした。

そして、男は鶲玉との間にも子供を作り、寿雪が誕生します。

したがって、衛青と寿雪は腹違いの兄弟ということになります。

この父親は他の女性との間にも子供を作り、女遊びが耐えない男でした。

最終的に妓女に刺されて死んでしまいますが、恨んでいる女性はたくさんいたはずです。

寿雪と衛青の関係に変化

寿雪が衛青の腹違いの実妹であることが判明した途端に、二人の関係は変化していきます。

原作小説の第三巻で二人が腹違いの兄妹であることが判明します。

寿雪は「正しくありたいとは思わない 外の正しさは関係ない」と主張します。

それに対して「身を滅ぼしますよ」とこれまでにない衛青の発言でした。

この衛青の発言で、実の妹・寿雪を本当に心配し始めている感じが伝わります。

衛青にとって高峻以外に大切な人が現れたことで、衛青の変化も物語では見どころです。

まとめ

以上「後宮の烏|寿雪の過去が壮絶!衛青との関係も解説まとめ!」と題してまとめてみました。

寿雪の壮絶な過去、そして衛青との関係について知れば知るほど「後宮の烏」の展開が気になります。

まだ「後宮の烏」の小説を読んでいない方は、後宮の烏をお得に読める情報を下記記事にまとめていますので、是非読んでみてください!

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