後宮の烏|高峻の過去が悲惨!皇太后が母親殺害した理由を解説まとめ!

後宮の鳥
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白川紺子先生の人気小説「後宮の烏」が話題です。

非常に読みやすい物語と美しい世界観に魅了されている読者も多いようです。

そこで今回は「後宮の烏|高峻の過去が悲惨!皇太后が母親殺害した理由を解説まとめ!」と題して、出来るだけ分かりやすい表現でまとめてみました。

「後宮の烏」は日常的に使わない漢字が結構な頻度で出てくるため、慣れるまではなかなかストレスになる方も多いようです。

参考になれば幸いです。

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後宮の烏|高峻(こうしゅん)の過去について

まずは、高峻の過去について解説していきます。

高峻の過去

高峻は、後宮の烏に登場する霄(しょう)という国の3代目の皇帝です。

皇帝になるまでは非常に複雑で、色々な人物が絡んできますし、高峻が皇帝になるまでの経緯はとても過酷で苦しい人生でした。

10歳で母親が殺害される

高峻がまだ10歳のとき、実母・謝氏(しゃし)が殺害されてしまいます。

殺害した人物は皇太后(当時の皇后)で、毒薬を使って殺しています。

皇后が殺したという証拠は一切なく、代わりに侍女が犯人と扱われ即処刑されました。

しかし、高峻だけは皇后が犯人だと確信していました。

昔の10歳は大人として扱われるかもしれませんが、まだ10歳の年齢で母親が殺されてしまうなんて考えるだけで切なくなります。

13歳の時に皇太子を退位させられる

高峻は13歳の時に皇太子を廃されてしまいます。

本来、皇太子の高峻は父親から位を受け継ぎ、皇帝として即位するはずでした。

しかし、高峻の父親は死亡し、高峻は13歳で皇太子を退位させられてしまいます。

その後は魚藻宮に移され、貧困な生活が続きます。

魚藻宮での生活は、食事もまともに食べることが出来ず、過酷な毎日だったようです。

高峻の宦官・丁藍(ていらん)も殺される

高峻には幼い頃から丁藍という宦官(かんがん)が仕えていました。

宦官とは・・・ 去勢された男子で宮廷や貴族の家に仕えた者
両親に続き、丁藍までもが皇后に殺されてしまうのです。
 

丁藍は高峻のことをとても慕っており、高峻の遊び相手で友でもありました。

丁藍はとても手先が器用で、性格も穏やかで真面目な人間です。

ただ、口が聞けないというハンデがありましたが、丁藍の人柄が買われて高峻の世話係になっています。

そんな二人の関係を知った皇后が、高峻から丁藍を引き裂こうと考え、丁藍に対して葵を盗んだと嘘の罪を着せるのです。

もちろん丁藍は葵を盗んでいません。

しかし、皇后の一言で、丁藍は体中を足蹴りされ、ムチで打たれて、死んだときの姿はボロボロだったそうです。

高峻の悲しみはこれまで以上に大きく、それ以降高峻は感情を一切出さない人間に。

高峻の性格は、冷静で感情を表に出すことも少なく、客観的に物事を判断できるタイプです。

物語でも無表情に近く、どこか冷酷な人間にも見えます。

こうした性格も過去の悲惨な出来事が関係しているのですね。

18歳で挙兵し皇帝に即位

不運で、思うようにならない境遇の連続だった高峻は、側近の応援と努力で実力を蓄え続けます。

そして、18歳の時に挙兵し皇帝に即位(復位)することになります。

さらに、これまで散々なことをしてきた皇太后の宮に乗り込み、皇太后を幽閉します。

しかし、皇太后を罰するには、これまでの大罪の証拠を見つける必要があると考えたため、すぐに皇太后を殺すことはしませんでした。

皇太后をすぐにでも殺してしまいたい気持ちを抑え、高峻の冷静な判断ができる性格が出ていますね。

皇太后が高峻の母親を殺した理由

次に、皇太后は高峻の母親・謝氏をなぜ殺害したのか解説していきます。

先代皇帝との間に子供が出来なかった

皇太后は高峻の母親・謝氏をなぜ殺害した理由は、高峻の父・先代皇帝と皇太后の間に子供が出来なかったためと考えられます。

謝氏に対する嫉妬が大きな要因ではないかと思います。

先代皇帝と皇太后の間に子供が産まれていれば、次の皇帝・皇太子は確定です。

しかし、皇太后は先代皇帝との間に子供を授かることができず、

高峻の母・謝氏はとても外見も中身も大変美しい女性でした。

しかし、身分は決して高くなく、泊鶴宮(はっかくきゅう)という身分が与えらいます。

泊鶴宮とは、鶴妃(かくひ)と呼ばれ、妃の中で3番目の位に当たります。

下記の通り、後宮の妃にはレベルがありました。

<後宮の妃・レベル順>※上が上位レベル
①鴦妃(おうひ)
②鵲妃(じゃくひ)
③鶴妃(かくひ)
④燕(えん)夫人

皇太子を産んでいますが、謝氏は高い地位を与えられませんでした。

その理由として、謝氏の周りや実家の身分が低かったことが関係しているようです。

皇太后は悪性格

高峻の母親と丁藍を殺害した皇太后(当時の皇后)は、一言でいうと悪性格です。

自分の地位を利用していた悪人といえます。

売官(金銭や財物を納めさせ、それを代償として官職を授ける)で自分の財産を殖やし、自分の地位を利用して私利をむさぼっていました。

皇太后は夫の「皇帝」という権力を利用して、ただただ卑怯でずる賢い女性だったのです。

そして、自分の地位を邪魔する存在は即暗殺してしまいますし、そこに罪悪感を感じない人物です。

謝氏以外の妃も毒殺

皇太后は謝氏以外の妃に対しても嫉妬により、流産や毒殺をしていたそうです。

恐ろしい女性ですね。

自分が皇帝の子を授かることが出来なかったため、他の女性に対して余計に嫉妬心が強まっていったようですね。

もともと皇太后はとても嫉妬深い女性だったと噂されていたようです。

そのストレスを発散するために、自分の地位を利用して、売官や流産・毒殺をさせたり等の悪事を繰り返していたのでしょう。

皇太后の呪詛

最終的に高峻は皇太后を処刑することが出来、皇太后は死亡します。

しかし、嫉妬心の強い皇太后は自分の死後も呪詛を残していたのです。

どこまでも恐ろしいですね。

同じタイミングで、高峻の前に高峻の母親・謝氏と丁藍の幽鬼が現れるようになります。

高峻は、母親と丁藍が楽土に行っていないと思いますが、実は皇太后のと呪詛から高峻を守るために現れたのです。

皇太后の呪詛は恐ろしいですが、母親と丁藍の幽鬼によって高峻の身は守られていました。

まとめ

以上「後宮の烏|高峻の過去が悲惨!皇太后が母親殺害した理由を解説まとめ!」と題してまとめてみました。

後宮の烏の高峻(かこうしゅん)が皇帝になった背景を考えると、高峻には幸せになってほしいですね。

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